「 2017年03月 」の記事一覧

『茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術』展 東京国立近代美術館の特別展

『茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術』展 東京国立近代美術館の特別展

2017年は茶道具に関する大規模な展覧会が東京にて二つ開催されます。そのうちの一つ「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」展が3月14日より東京国立近代美術館にて開催されています。本展は「樂焼(らくやき)」を創設した長次郎(初代)と当代 樂吉左衛門(十五代)を中心に歴代の作品が一堂に会し、樂吉左衛門曰く「私が生きている間に、これほどの展覧会は二度とできない」と語るほど貴重な展覧会となっています。

『暁斎・暁翠 旅と風景』河鍋暁斎記念美術館の企画展

『暁斎・暁翠 旅と風景』河鍋暁斎記念美術館の企画展

埼玉県蕨市にある河鍋暁斎記念美術館では企画展「暁斎・暁翠 旅と風景」展が開催されています。河鍋暁斎については以前の記事でご紹介した展覧会「これぞ暁斎!」展がテレビやSNSで話題となっており、私も暁斎ファンの一人として本美術館へ行ってきました。今回は企画展の様子をレポートします。

『ミュシャ展』レポート!混雑状況やスラヴ叙事詩の解説など

『ミュシャ展』レポート!混雑状況やスラヴ叙事詩の解説など

東京六本木にある国立新美術館で2017年3月8日より「ミュシャ展」が開催されています。本展は独自のデザイン性やチェコ国外では初となるスラヴ叙事詩の全作公開という内容も手伝って会期前から話題となり、多くの入場者が見込まれている展覧会です。今回は筆者が平日に鑑賞した会場の様子と、みどころなどをレポートします。

『日本画の教科書 東京編-大観、春草から土牛、魁夷へ-』 山種美術館の展覧会

『日本画の教科書 東京編-大観、春草から土牛、魁夷へ-』 山種美術館の展覧会

東京都渋谷区にある山種美術館では、【開館50周年記念特別展】山種コレクションⅥ『日本画の教科書 東京編ー大観、春草から土牛、魁夷へー』展が開催中です。2016年3月19日から6回に渡り開催された『開館50周年記念特別展』の最後を飾る展覧会です。山種美術館が誇る近代日本美術史の「教科書」とも呼べる多くの名画が展示されています。

『生誕90年 加山又造展~生命の煌めき』日本画家-加山又造の展覧会

『生誕90年 加山又造展~生命の煌めき』日本画家-加山又造の展覧会

「日本画は、まだまだ若すぎるくらいである。だから、私たちは、より自由にものを見描かねばならぬ。見かけの古い新しいという、あまり根拠のない批評の地点からも、より自由に。」これは近代日本画家「加山又造(かやままたぞう)」の言葉です。西欧絵画や中国水墨画など海外の技法も取り入れ、日本画を革新的に昇華させた人物です。そんな加山又造生誕90年を記念した巡回展「生誕90年 加山又造展~生命の煌めき」が、中央区日本橋高島屋の8階 ホールで開催されています。