日中友好会館「宇宙考古学から見たシルクロードの西と東」展
タイトルにある「宇宙考古学」とは何か?どういう展示が行われるのかがとても気になったため展示を見に行ってきました。
宇宙考古学とは?

宇宙考古学とは人工衛星から得られる情報を画像分析することで地表に残された痕跡や地形の変化を読み取り古代の遺物・構造物などを発見する学問とのこと。
展示ではストーリー性とエンターテイメント性を大事にしつつつ宇宙考古学からみた中国・エジプトの古代文明を解き明かしていく内容となっていました。
展示構成

展示は8つで構成。「宇宙考古学とはなにか」「秦の始皇帝陵」「秦帝国について」「古環境から探る」「衛星から俯瞰したシルクロード」「衛星画像の解析」「古代エジプト遺跡の発見」「東海大学エジプトコレクション」に分類されます。
宇宙考古学の基本的説明、衛星からとらえた近年の地球の様子と考古学資料の照らし合わせ、秦王国の広大さと始皇帝陵の未発掘部分への可能性、衛星データと標高データから見るシルクロード、衛星データで発見した未発見の岩絵などを詳しく解説しています。
みどころ
ここからは私のオススメのみどころを紹介します。
始皇帝陵の可能性と秦王国

始皇帝の陵墓周辺からは8000体にのぼる兵馬俑が発見されています。しかしそれは始皇帝陵墓の外側のほんの一部。まだ発見されてない兵馬俑や副葬品や始皇帝が眠る地下迷宮の可能性を秘めています。
展示では衛星写真から始皇帝陵墓について解明していきます。
また、秦帝国の大きさを遺跡文献と衛星画像で検証していく内容も興味深く、面白いです。
衛星から未発見の岩絵を発見

宇宙から岩に描いた絵を発見するというロマン溢れる展示。衛星画像が発見した岩絵は何を語るのでしょうか?宇宙からの人類の足跡が見えることに感動でした。
東海大学のエジプトコレクションとコプト教

東海大学エジプト及び中近東コレクションは古代エジプトやイスラーム関連の遺物約6千点と、写真や拓本など約1万5千枚、学術図書約6千冊を収蔵。そのうちの一部が今回公開。
特に「コプト教」というエジプトにおけるキリスト教の資料の展示が興味深く、僅かな資料からも葬送儀礼の変化が分かるのがとてもよかったです。今後もコプト教に関する展示が気になります。
まとめ
展示としては少し地理よりの話が多く若干難しくも感じましたが、秦国や始皇帝、兵馬俑、シルクロードに興味がある、エジプトが好きという人にオススメの内容となっています。また「宇宙から見た人の足跡が現在どこまで見れるのか」という点でとても面白い内容でした。
開催概要
「宇宙考古学から見たシルクロードの西と東」展
場所:日中友好会館
会期:2026年7月18日(土)~8月16日(日)
休館日:月曜日※7月20日(月・祝)開館、7月21日(火)閉館
開館時間:10:00~17:00
入館料:無料
関連書籍
|
|
おまけ

併設レストラン「中国茶芸苑 馥」のビャンビャン麺は人にすすめたくなる太さと量。
訪れた際は一度たべてほしい。